行政書士を志した理由
「マザーテレサ」の本との出会いとインドでのボランティア
小学校5年生の時に「マザーテレサ」の本に出会いました。私は、貧しい人のために生涯をささげるマザーテレサの奉仕活動、想い全てに感動をしました。そして、いつか、海外にいる子ども達が十分な教育を受けられるように、学校を作りたいと思いました。
大学2年生の時に、インドに行き、マザーテレサが作った「障害のある子の為の孤児院」や「死を待つ人の家」でボランティアをしました。想像以上の光景で、最初は何もできずに戸惑ってしまいましたが、少しずつ子ども達と一緒に遊んだり、体を拭いたりすることで、人と関わることができました。そして、生きる意味、人の温かさ、人との繋がりの大切さなどたくさんのことを考えるキッカケになりました。
「CCS世界の子どもと手をつなぐ学生の会」に参加
そして、インドでのボランティアの活動を通し、大学生である自分ができることをやりたいと思い、「CCS世界の子どもと手をつなぐ学生の会」の活動に参加をすることに決めました。CCSは、海外で生まれ育ったり、外国籍の父母や祖父母をもったりする「外国にルーツをもつ子どもたち」の日本語学習や教科学習の支援を中心に行っています。
ある難民の家族との出会いと決意
私は、CCSの活動を通し、ある難民の家族に出会いました。2011年の震災ではビザがないことから避難所にも入れてもらうことができず、体調が悪くなった時も健康保険証がないため、医療費も高額になることから病院に行くことも我慢していました。
私は、その家族に食料を送ることや、ただ話を聞いてあげることしができませんでした。家族は、これからの生活、子ども達の将来や考え、父親を残し母国に帰る決断をしました。父親は、母国に帰国をした場合、命を落としてしまう危険性が高いため、家族と一緒に帰ることができませんでした。
私は、いつかこの家族が日本で一緒に生活ができるように、他の支援者の方と一緒に支えていこうと決意しました。
外国人の方が日本で安心して暮らすお手伝い
私は、外国人の方にとって、ビザは日本で生活する上でとても大切で、本人、家族の人生を左右するものであることを知り、日本で暮らす外国人の方を支えたい、日本で安心して暮らせるようなお手伝いをしたいと思い行政書士を志しました。
仕事をするうえで大切にしている『想い』
今度は私が誰かの支えになりたい
これまで多くの人の「支え」に助けられました。
・友人関係でうまくいかなかった時、学校の先生に居場所を見つけていただいたこと。
・大切な人を事故で亡くした時、予備校の先生にかけてもらった一言があり、大学受験まで頑張ることができたこと。
・大学生、社会人と困難な経験があった際も、大学の恩師にかけてもらった言葉には何度も救われました。
人生の転換期に、いつも誰かの存在や言葉に支えられ乗り越えることができました。
だからこそ、今度は私が誰かの支えになりたい、支えになる職に就きたいと思いました。
少しでも困っている外国人の方のお手伝いをしたい
「CCS世界の子どもと手をつなぐ学生の会」を通じて、ビザの重要性に気づきました。
ビザの種類で、できることできないことがあり、その方の人生を左右するとても大切なもの。
自分のやりたいことができない、日本で働くこともできない、その方の生活を変えてしまうようなたくさんの問題が存在することを知りました。
外国人の方が日本で自分の将来を切り開けるように、安心して生活することができるように、少しでも困っている方のお手伝いができればと思っています。
依頼者を笑顔に!依頼者と家族が日本で幸せに暮らして欲しい
私は、事務所に来ていただく依頼者の方が、安心して話せる場になって欲しい、そして帰るときには笑顔になって欲しいと思っています。
依頼者と行政書士の立場ではなく、人として真摯に向き合い、最善の方法を一緒に考え提供できる事務所でありたいと思っています。
そして、依頼者の方やその家族が日本で幸せに暮らして欲しい、日本が自分の故郷のようになって欲しいと思っています。
CCS世界の子どもと手をつなぐ学生の会の詳細は以下のリンクからご確認ください。
http://ccs-ngo.main.jp/
代表略歴
- 学習院大学英米文学科卒業
- 学習院大学教職課程副手
- 障害者就労支援センターでの支援員
- 2011年9月からビザ専門の行政書士事務所で補助者として入所
- 2016年4月15日にこいけ行政書士事務所を開業