永住ビザとは?メリットと取得の条件、まず知ってほしい情報まとめ

2022年1月18日

日本で暮らす外国人の方の多くが、最終的に目指すビザが「永住ビザ」です。永住ビザの許可条件が増えていること、厳しくなっていることにより、取得が難しくなっているのが現状です。

ただ、必要な条件を正しく理解し、満たすことができれば取得することができます。今すぐには条件を満たさないとしても、将来的に永住ビザを取得したいとお考えの方は、早めに知っておくことで、永住ビザを取得し日本でより安定した生活を送るための第一歩になります。

そこで今回は、永住ビザを考えたときにまず知っていてほしい情報をお伝えします。ぜひ確認してみてください。

永住ビザ・永住権とは?

永住ビザとは本来の国籍を維持したまま、期間の定めなく日本に滞在できることを意味します。永住者、永住権などと呼ばれることがありますが同じことを指します。

永住ビザ申請のメリット

現在持っているビザから永住ビザに変更するメリットは主に以下の3つです。

メリット① 更新の必要がなくなる

永住ビザ以外のすべてのビザは在留期間が定められており、その期限内にビザの更新や変更の手続きをし、許可がでるか都度審査を受けなければなりません。一方、永住ビザを取得できれば、在留期限が無期限になるため、申請の手間や不安定さがなくなり、安心して生活を送ることができます。

メリット② 活動の制限がなくなる

ビザは種類ごとに日本で活動できる内容が定められています。例えば、就労ビザは日本で就労するためのビザであり、仕事を辞めてもう一度大学で学びたいと思った場合、就労ビザの活動内容から外れます。仕事を辞める前に該当するビザへ変更申請しなければなりません。また、就労ビザの中でも就労できる仕事の種類が分かれているため、転職する際は、現在持っているビザの活動内容に該当するのかなど注意が必要です。

永住ビザであれば、このような活動内容の制限がなくなるため、ビザのことを気にせず、好きなタイミングで好きな職に就く、好きなタイミングで独立して会社を立ち上げる、など自由にライフスタイルを選択することができます。

その他にも、配偶者ビザは、婚姻の実態があること、法的に婚姻状態であることが条件であるため、永住ビザであれば、結婚や離婚なども自由に行うことができます。

メリット③ マイホーム購入のためなどのローンがくみやすくなる

社会的な信用が得られるため、ローンの審査においても優遇されやすくなります。数年で更新が必要なビザの場合、いつ出国してしまうか分からないため、銀行によっては永住ビザ以外の方は審査対象外になっているところが多いです。

永住ビザと帰化の違い

ここまで永住ビザのメリットを紹介しましたが、「永住ビザと帰化はどう違うか?」というご質問をよく受けます。そこで、永住と帰化の違いについて簡単に説明します。

永住ビザと帰化の大きな違いは「国籍」を変更するかどうかです。

永住ビザ:国籍を変えないままで日本に滞在し続けることができるビザ。つまり、ビザの更新がいらなくなります。
帰化:出身国の国籍を放棄し、日本国籍を取得する、つまり日本人になること。

帰化のメリットとデメリットなど、帰化の詳細については、別の記事でご紹介いたします。

永住権の条件

永住権を取得する条件は主に以下の7つです。

  1. 10年以上継続して日本に在留しており、その内5年以上就労ビザで在留していること
    ※結婚相手が日本人の場合は条件緩和があります。
  2. 現在、保持しているビザの期限が最長の在留期間であること
    ※実務上は3年以上の在留期間が必要
  3. 申請直前まで長く海外で生活していたことがなく、生活の本拠地が日本といえること
  4. これまで持っていたビザに対応する適切な活動をやってきたこと
  5. 住民税や健康保険料、年金の支払いを怠ったことがないこと、支払いに遅れたことがないこと
  6. 年収が約300万円以上であること。※扶養人数等によって変わります
  7. その他、法律で定められた義務(特に入管法における各種届出義務等)をきちんと行い、違反や罪を犯していないこと

現在持っているビザによって、条件やポイントが変わります。詳しくは以下の記事をご確認ください。
就労ビザから永住ビザ申請のメリットとポイントとは?不許可事例付き
配偶者ビザから永住ビザ申請のメリットとポイントとは?よくある質問付き

永住ビザ申請の必要書類

現在持っているビザによって、必要書類が変わります。詳しくは以下の記事をご確認ください。
就労ビザから永住ビザ申請のメリットとポイントとは?不許可事例付き
配偶者ビザから永住ビザ申請のメリットとポイントとは?よくある質問付き

永住ビザの審査期間

永住ビザの審査期間について、出入国在留管理庁が公表している「標準処理期間」は4か月ですが、実際には6ヶ月から10ヶ月程度の時間がかかると言われています。

永住ビザ申請中・取得後の注意点

永住ビザを申請するまでのことをお伝えしてきましたが、申請中に気をつけること、また、永住ビザを取得した後に気をつけることがいくつかあります。せっかく永住ビザを取得したのに取り消されてしまうことがないよう、注意していただきたい点をまとめた別の記事でご紹介いたします。

永住ビザ再申請のステップ

永住ビザ申請が不許可だった時、もう諦めるしかないというわけではありません。以下の記事で再申請のステップとポイントを解説しています。不許可になってしまった方はぜひ一度確認してみてください。

永住ビザ申請が不許可になってしまった方へ。再申請のステップとポイントとは?

以上になります。

永住ビザの基本情報についてお分かりになりましたでしょうか?現在持っているビザなどお一人お一人の状況によって条件や気をつけた方が良い点など変わることもあります。自分が条件を満たすのか分からない、不許可になってしまったがどうしたら良いか分からないなど、不明点や不安なことがありましたらぜひお問合せください。少しでも不安が解消できるよう当事務所でできるサポートをさせていただきたいと思います。

当事務所は、『日本で暮らす外国の方々が、日本で安心して生活でき、未来に希望が持てるようサポートすること』を理念とし、以下の点を大切にしています。

  • 依頼者に寄り添い、多様なニーズに耳を傾けます
  • 最善の方法を共に考え、解決を目指します
  • 日本で安心して生活ができるよう、依頼者の方と継続的な関りをもちます

お困りのことがありましたら、お気軽にご相談ください。

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